2026年春の山事情

令和8年5月のゴールデンウィーク、5月2日から4日にかけて立山へ行ってきました。

立山の玄関口である室堂にはバスターミナルがあり、その周辺は散策地として人気があります。雪がない時期は石畳の遊歩道が整備されており、景色を楽しみながら気軽に歩ける場所です。

しかし、ゴールデンウィークの頃はまだ多くの雪が残っています。積雪と除雪した雪を高く積み上げてできる「雪の大谷」が有名で、この時期ならではの見どころとなっています。

私が訪れた日程では、あいにく雨風が強く、一部で雪の大谷が崩れてしまいました。そのため午前中は復旧作業や、バスが通る道路の整備が行われていました。

室堂は美しい景色だけでなく、雷鳥の生息地としても有名です。雪の時期は登山や山スキーを楽しむ方もいますが、一般の観光客の多くは雷鳥観察や温泉を目的に訪れています。

特にこの時期は、雷鳥の羽の色が白色から茶色へと変わる季節です。周囲の景色に溶け込む保護色となることで、外敵から身を守っているのです。

雷鳥は時期を問わず比較的出会いやすい鳥ですが、それでも自然相手なので必ず見られるわけではありません。運が良ければその愛らしい姿を見ることができますので、ぜひ一度足を運んでみてください。今回は撮影した雷鳥の写真を載せておきます。

また、室堂バスターミナルの前に建つホテル立山が閉館することになりました。ホテル立山の歴史については後日触れたいと思いますが、立山のシンボルともいえる場所に建っているだけに、今後どうなっていくのか気になるところです。

皆さまも、立山登山だけでなく、室堂を中心に雷鳥沢周辺をゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。

そう言いながら、私は来年もきっと行くのでしょうね。

ホテル立山

ホテル立山は、昭和47年(1972年)に立山黒部アルペンルートの開業翌年に営業を開始し、標高2,450メートルに位置する日本最高所の山岳リゾートとして半世紀以上の歴史を持ちます。宿泊事業は2026年8月31日をもって終了することが公式に発表されました。 閉館の主な理由は、施設の老朽化と維持コストの増大、ならびに運営会社である立山黒部貫光グループが経営資源を主力の運輸事業に集中させる戦略的判断によるものです

継続するサービス

宿泊サービス終了後も、ホテル内のレストランや売店は従来通り営業を継続します。これにより、日帰りでの利用や食事、土産購入などは引き続き可能です。

閉館後の跡地利用

閉館後のホテル跡地については、某総合リゾート運営会社の参画が予定されており、立山黒部貫光および子会社の立山貫光ターミナルと不動産譲渡に関する協議が進められています。跡地利用は立山黒部アルペンルート全体の観光戦略に影響を与える重要な課題とされ、今後の地域活性化や新たな観光施設の展開が期待されています。

ホテルの特徴と歴史

ホテル立山は、厳しい高山環境下で建設され、雪の大谷や雷鳥観察など自然体験が楽しめる施設として知られていました ニッポン旅マガジン+1。また、星空観察会や散策会、ご来光ツアーなど、宿泊者向けの多彩なイベントも開催されてきました。閉館前には、これまでの感謝を込めたクロージングイベントも予定されています。

この記事を書いた人 住吉区我孫子 泉谷栄二