桜の季節に思うこと

今年も、満開の桜が私たちの目を楽しませてくれました。

私どもの事務所の近くの桜の名所といえば、住吉公園です。

この住吉公園で、昨年まで、私は毎年母と2人でささやかな花見をしていました。温かいお茶が入ったポットとお饅頭を家から持参し、心字池のほとりのベンチに腰掛け、桜を楽しみ、たわいない会話をします。「あの木は毎年見事やね」「あっこはまだ5分咲きや」。

そんな母も、昨年12月半ば、100歳でこの世から旅立ちました。

まさに「天寿を全うした」と言えます。そして、今年の春も桜は変わらず美しく咲きました。私は、満開の桜と人でにぎやかな住吉公園を歩く度、まるで母がいるべきところがポッカリ空いて、母だけがいなくなってしまった写真の中にいるような、何とも言えない気持ちになっていました。

満開の桜の花が音もなく散るように、桜を愛でる人もまた、こうして時とともに変化していくのでしょう。

今、世界では、いつ終わるとも知れない戦禍に苦しむ人々がいます。願わくば、つかの間でも、満開の桜の下、桜を愛でる時が未来永劫続くことを祈るばかりです。


この記事を書いた人  税理士 七野 恭子