最近のお年玉事情

 子供のお正月の楽しみといえばお年玉。2025年の最新調査によると、小学生高学年は5,000円、高校生は1万円が最多という相場が続いており、ここ数年で大きな変化は見られません。ただし、物価高の影響もあり、大学生には2万円近く渡すケースも増加しているようです。一方で、あげる側の予算総額は平均24,775円と微減し、家計への負担を考える人が多いことも分かります。

 渡し方については、依然として現金の手渡しが約9割を占めていますが、Z世代を中心にお年玉のキャッシュレス活用が意欲的で、実際にスマホ決済で受け取りたい人は初めて3割を突破しました。電子マネーやギフトカードを利用する家庭もあり、時代の変化を感じさせます。特に遠方に住む親戚や帰省できない場合、デジタル送金は便利な選択肢となっています。

 また、対象も広がりを見せています。従来は子ども中心でしたが、兄弟姉妹や社会人前の若者にも渡すケースが増えており、世代間の交流の一環としてお年玉文化が柔軟に変化しています。お金の額だけでなく「気持ちを形にする」意味合いが強調されるようになってきました。

 こうした背景から、最近のお年玉事情は「伝統と変化の共存」と言えるでしょう。現金の温かみを残しつつ、キャッシュレスの利便性を取り入れることで、世代を超えたつながりを支える文化として進化しています。

この記事を書いた人 住吉区清水丘 江川浩昭